【DTM】モニタリング環境向上への道① AURALEX MoPADで地鳴りをカットしてみる

こんにちは。作曲家の雨森六花です。

前置き

DTMerにとって、モニタリング環境というのはとても大事です。

一般的なスピーカーやヘッドホンは、メーカーや機種によっては低音が盛られていたり、抜けがよく調整されていたりします。

DTMではそういった再生機器での加工の影響をなるべくなくした、原音に忠実な音で制作をしなければなりません。だからDTMerはみな、「モニタースピーカー」や「モニターヘッドホン」と呼ばれている機材を買うわけです。

しかし、ただモニタースピーカーを買えばそれでいいのかと言ったら……
どうやらそうではなさそうでした。

スピーカーが置いてある場所に手を当ててみると……

今までモニター環境には無頓着だった雨森。最近になってモニター音にようやく悩みを抱えるようになりました。なんだか、低音の処理が上手くいかないんですよね。音量も決まらないし、環境によって音の処理が大きく変わるし。

調べてみたり、アドバイスをもらったりしているうちに一つの可能性に行きつきます。

「スピーカーの下にあるものが共鳴して低音を変に増幅させてるんじゃないの?」

最初は「いやいやそんなまさか……」と思っていたのですが、気になってしまい、おそるおそるスピーカースタンドに手を当ててみました。結果、見事に振動しておりました。

本当にこれが原因なら対策しなければ……。ということでようやく本題です。

定番の対策

無駄な音鳴り、振動対策として定番なのはインシュレーターです。こういうやつ。

ただ、私が使っているモニタースピーカーはIK Multimedia iLoud Micro Monitorというやや小型のモニタースピーカーです。これにインシュレーターをかますのは安定性の面でとても不安です。

そこで買ったのがこれ。
AURALEX MoPAD モニター・アイソレーションパッド

こいつに余計な鳴りを吸収してもらおうと思います。

開封

箱の中で梱包されていたわけでもなく、実物がそのまま入ってました。
奥行きは45cmくらい。結構大きめです。

写真のものが4セット入ってました。

このままだと長すぎるのでカッターで切りました。
もう1セットあったので、最悪これで失敗してもいいかなと思い……。
断面が汚いですが、背面なので気にしないことにします。

設置

今まではこちらのスピーカースタンドにモニタースピーカーを置いていました。
名前を調べたらキクタニのモニタースピーカースタンド。そのまんまでした。
たぶん、机にモニターを直置きするのに比べればまだ共鳴は少なかったんじゃないかと思います。

せっかくなので、配置前に掃除しました。

パッドを置きます。
見た目最悪ですが、音質のために仕方なし……。

スピーカーを設置して、位置を微調整します。
柔らかいパッドの上にスピーカーを置いているわけですが、問題なく安定しております。傾いたりぐらついたりも、今のところなさそうです。
パッドの高さだけスピーカーの位置も高くなっているので、スピーカースタンドを少し下げたかったんですが、そんな微調整の利くスタンドではありませんでした。椅子の高さを変えようと思います。

せっかくのかっこいいロゴマークがずれてるのがとても気になる……。
ついでに傷だらけでした。そういうものなのかもしれませんね。

音質チェック

この状態で、自分の曲を聞いてみました。

結果、音が少しだけクリアに聞こえるようになりました!

今までは低音が共鳴していたから音が太く聞こえていたようで、パッドありで聞くとむしろ低音が細いと感じることもあります。ミックスをやり直したくなります。

おそらく、スピーカーを机に直置きしている人や大きなモニタースピーカーを使っている人はさらに効果を実感できるのではないでしょうか。ぜひいろんな方に試してみていただきたいです。

さて、モニター環境向上への道は言うまでもなく沼ですが、もう少しくらい追求してみたいと思います。さしあたって試したいことがいくつかあるので、また試したら書き残しておこうと思います。

それではまた。

続き:
【DTM】モニタリング環境向上への道② スピーカーの置き場所を見直してみる

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