【DTM】モニタリング環境向上への道② スピーカーの置き場所を見直してみる

こんにちは。作曲家の雨森六花です。

前回までのあらすじ

モニタリング環境を見直すべく、手始めにモニタースピーカーの下にAURALEX MoPAD モニター・アイソレーションパッドを敷いてみました。

これにより、余計な鳴りが低減され、より音が正確に聞けるようになった気がします。

スピーカーは置く場所が大事

スピーカーの置き場所にはいくつかのポイントがあります。

・左右のスピーカーと自分で正三角形が作れる場所にスピーカーを置こう!

・スピーカーはモニターの前に出そう!

・スピーカーのツィーターと耳の高さを合わせよう!

知ってはいたんですが、そこまで大きくは変わらないでしょ?と思ってなかなか行動に移せていませんでした。
しかし、アイソレーションパッドで音が変わってハッとなった私は、これを機に一念発起。

まずは現状を調べてみました。

図にしてみると、これはひどい……。(この図も多少はデフォルメ入っているとは思いますが)
というか右スピーカーどうしたのってかんじですが、実はそちらにもデスクが続いていて、そこに乗っています。

左右のスピーカーと自分で正三角形をつくる

本当に正三角形にした場所が一番良いリスニングポイントなのか、論理的にどうなのかは正直わかりませんが、多くのDTMerがそれを基準としているのならそれに合わせるべきです。
なぜなら、多くのリスナーがその正三角形を基準にした環境で作られた音楽を聴いており、それに慣れているからです。

上の画像ではかなりいびつな三角形を作っていましたが、ここで改善ポイントが二つあります。

①自分が左右のスピーカーの真ん中にいない

②自分がスピーカーに近すぎる

①はまだよかったんです。自分の座る位置を調整すればいいので。
問題は②でした。

モニターの脇にスピーカーを置いてその長さを図るとおよそ80センチでした。
その状態で各スピーカーから自分までの距離はおよそ50センチ。全然足りない。
だからと言って自分がデスクから離れるわけにもいかない。
デスクの奥行きが決定的に足りないのでした。

ということで、エクステンションデスクを導入しました。
ここにモニターとスピーカーを移動することで、自分とスピーカーとの距離を離すことにしました。

改善後はこんな感じ。きれいな正三角形ができました。
ついでにデスクも広くなったので、デスク全体がすっきりしました。

この環境を作る上で一つあきらめたことがあります。デュアルディスプレイをあきらめました。
私は長年デュアルディスプレイ+iPadを三枚目のモニターとして使っていたのですが、どうしても二枚目のモニターを置く場所がありません。

モニターアームでメインモニタの上に二枚目のモニターを付けることもできるんですが、昔それをやって、見上げすぎて首が痛くなったことがあるので、できればやりたくないんです。エクステンションデスクはメインデスクよりも高さがあるので、なおさらです。

余談ですが、同時にサイドデスクも買い換えました。
バウヒュッテ製品はDTMerかゲーマーなら一度はチェックしたほうがいいと思います。

スピーカーはモニターの前に出す

スピーカーの前には、いかなる障害物もあってはならないのです。

モニターは大きな分厚い板なので、それに音が反射して、こもったようになってしまいます。

私の環境を見ると、スピーカーとモニターはほぼ並列になっていました。
セーフと言えばセーフですが、念のためもう少し前に出すことにしました。

ツィーターと耳の高さを合わせる

ツィーターというのは、スピーカーの中でも高音を担当するもののことです。
大抵の場合、スピーカーの大きな丸の上に小さな丸があると思います。それです。雑な言い方ですが。
これを耳の高さに合わせるのが良いんだそうです。

ただ、正直これについてはそれほどこだわる必要はないのかなとも思います。
左右の違いに比べたら、その差がほとんど感じられないからです。

そういいつつも今回は試しに、高さを合わせる工夫をしてみます。

前の環境ではスピーカースタンドを使っていたのですが、エクステンションデスクはメインデスクよりも高さがあるのでスピーカースタンドだとツィーターの位置が高過ぎになってしまいます。

ということで苦肉の策。アイソレーションパッド二段重ね。
あの汚い断面が前面に出る羽目に……。

これでもちょっと低いし、なにより見た目が悪いので、あまり効果を感じられないと思ったら一段に戻そうと思います。

まとめ

・左右のスピーカーと自分で正三角形が作れる場所にスピーカーを置こう!

・スピーカーはモニターの前に出そう!

・スピーカーのツィーターと耳の高さを合わせよう!

この三点を一気に整えました。
個人的な感覚としては、やはり自分とスピーカーとで正三角形をつくることが、聞き映えに一番影響しているように思います。

ちなみに今回は取り上げませんでしたが、他にもこんなことをしています。
・スピーカーと壁は40センチほど離しています。
・背後がクローゼットなのですが、扉を開けっぱなしにしています。(扉に吸音材が貼れないため)

さすがに慣れましたが、配置を変えてすぐは音の聞こえ方が変わりすぎて焦りました。
しばらくこれで運用してみて、また何か気になることがあったら試してみようと思っています。

それではまた。

続き:
【DTM】モニタリング環境向上への道~番外編~ コの字ラックで一石二鳥を得る

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